中学受験に挑むには、まずは出題の傾向と対策を知る必要があるでしょう。
ただやみくもに勉強するのではなく、傾向と対策を練って、焦点を絞った学習を繰り返すことでお子様の学習効率もあがるはずです。
受験の際の出題は、小学校で学習する事項のみでは対応できないような、特別な対策が必要なものも見受けられます。
ご家庭での学習の方向性を定める際にお役立てください。
国語については、漢字や語法、ことわざ等、いわゆる「基礎的な国語力」を問われる他、読解力を見るために長文読解問題が出題されます。長文問題については、指示語等の文章の要旨に関する出題が多いようです。出題文の傾向としては、物語文が中心のようです。
読解力が要求される問題では、日頃問題を解く時にミス無く解くことを心がけながら解いていくことが必要となります。
ことわざや漢字などの問題には、語彙力が必要となり、日頃から新しく目や耳にした単語の意味や使い方をしっかりと理解するためにも、辞書を頻繁にひく習慣をつけておきたいところです。
また、記述問題は以前は難関校でのみ出題されていましたが、近年では記述問題を出す学校が急増しています。新聞の要約を常日頃から練習しておけば、入試問題も十分対応できるのではないでしょうか。
算数は、難度の高さからも何かと話題に上ることが多い科目です。出題範囲も広く、応用力も求められる事から、実力・点数の差が付きやすい科目だと言われています。
上位校では出題傾向もまちまちなのですが、傾向としては、問題数が多く、正確さとスピードが重視されるタイプの学校と、応用問題のみ数問の出題の学校とに分かれているようです。
まずは基本的な問題を多く反復練習することが何より大切です。
難問が増えつつあるとはいえ、基本重視の姿勢は変わってはいません。
また、基本問題が速く正確に解けるようになって初めて、試験本番での応用やひらめきが可能になるはずです。
計算力をつけるための十分な練習をし、文章題でも図形の問題でも、グラフや図を描いてよく考え、比をうまく使って解く練習を日頃から心がけておくと良いでしょう。
また、過去の問題には十分目を通し、完全に解けるまで何度も練習しておくことも必要です。
理科は、実験や観察に関する出題が多く見受けられます。単なる知識の丸暗記ではなく、なぜそうなるのか、こう仮定するとどうなるのか等、理解力を試される問題が多く出題されるため、体系的な理解が不可欠となってきます。
図表を読み取る能力や、読み取った図表を元に計算する等の応用力も問われます。
化学・物理・生物・地学等、科目毎に分けられていない分、問題も多岐に渡ります。色々な分野の学習が満遍なく必要なため、ある意味、高校受験レベルを超えた力量が求められます。そのため、受験科目の中では、最も難しい科目であるとも言わています。
基本的な計算問題をミスなく解く確実な計算力を身につけることや、繰り返し学習し、知識の定着を図ることが重要です。
全体的に総合力を身につけておかないと合格点を取ることは難しくなってきており、日頃からの積み重ねによる学習を心がけましょう。
社会は、地理・歴史・公民、大体満遍なく出題されるようです。
世界史こそないものの、問題は多岐に渡り、大学入試顔負けの出題がされます。
特に、近年目立つのが、時事問題です。例えば、ある遺跡が発見された年には、その遺跡に関する出題がある・・・という様な出題の仕方です。
また、統計を見て、産地・作物・相手国を推察させるような問題もまた多く見られます。地理の問題から、その地域の歴史問題を問い、さらにそこから現在の社会の仕組みへと結びつけるなど、複合的な出題の仕方です。
これらの問題には、勉強だけに一生懸命になっているのではなく、日頃から新聞テレビやニュースなどの話題に関心をもたせ、社会性を涵養しているか?といった、家庭のありようが問われる部分もあるようです。
ケアレスミスをしないよう問題をよく読み、アンダーラインを引き慎重に解答するなど、日頃の学習から習慣化しておくことが大切です。